Introduction to ChatGPT agent──OpenAIから発表!!:2025/07/18
- 寛和 筒井
- 2025年7月18日
- 読了時間: 4分

YouTubeで公開されたOpenAIのAgent発表動画です。
最初の数分はよくあるプロダクト紹介のようにも見えます。けれど、画面の中でAgentがブラウザを開き、予約サイトをクリックし、フォームに入力していく様子は、やっぱり少し未来感がありますね。
「人々はAIに“考える”だけでなく、“手を動かして”ほしいと望んでいる」 ── OpenAIチーム
今回はそれを確かに実装してきた感じがあります。詳しくは動画を見ていただきたいですが、サクッとまとめ見ました。
セクション1:Agentとは何か──自分のPCを持ったAI
ChatGPT Agentは、ユーザーのプロンプトを受けて、自分の仮想PCでツールを選びながら作業を進めるエージェント型AIです。モデルの背後では、以下のような「仮想の作業空間」が動いています。
OpenAIが明かした内部構成
機能 | 説明 |
📄 テキストブラウザ | 大量のWebページを高速で読み込む(Deep Research相当) |
🖱 GUIブラウザ | UIを操作する。クリック、入力、スクロール等が可能(Operator相当) |
💻 ターミナル | コード実行、ファイル操作、API呼び出しが可能 |
これらのツールを状況に応じて自律的に使い分けるのが、Agent最大の特徴です。
「このモデルは、すべてのツールを一つに統合した初のAgentです」 ── OpenAIチーム
セクション2:実演
YouTubeのライブデモで最も印象に残ったのは、AIが本当に“仕事をしていた”ことです。
デモ①:結婚式の準備をまるごと任せる
会場と天気を調査
ドレスコードに合わせた服の提案
ホテル予約サイトから空室を検索
ギフト候補を挙げる
追加のリクエスト(「靴も探して」)にも即応
「これは、何時間も費やしてしまう作業。でも、Agentが静かにすべてこなしてくれるのを見ていると、正直、感動しました」 ── OpenAIチーム
ユーザーが手を動かす場面は一切なし。提案から購入直前まで完全自動。
デモ②:社内用ステッカーの制作と発注
キャラクター画像からアニメ風ステッカーを自動生成
オンライン印刷サイトにアクセスし、商品をカートに投入
「アートの生成から注文までを、たった一行のプロンプトで完了させました」 ── OpenAIチーム
動画では、Agentがステッカーのデザインを生成し、サイトのUIを操作して商品をカートに入れるところまでがしっかりと描かれていました。
デモ③:自分の評価スライドを自動生成
Google Drive APIを通じて社内ファイルを探索
評価結果を読み取り、図表を生成
PowerPointファイルとして出力
「スライドに入れるグラフや装飾画像も、Agent自身が生成。最後はちゃんと.pptxファイルで出力されます」 ── OpenAIチーム
資料作成が一瞬で終わる、というより「作業のほとんどをAIがやっておき、最後に人間が確認して整える」、というリアリティがありました。
セクション3:途中で「やっぱり追加でこれも」と言える
デモ中盤で、こんなやりとりがありました。
「そういえば、靴も壊れてたんだった。黒のドレスシューズ、サイズは9.5で」 「OK、9.5サイズのメンズドレスシューズも探しておきます」 ── Agentの応答
すでに進行中だったタスクに、割り込みで追加指示。
しかも、タスクの途中で自動的に確認を求めてくる場面もありました。
「このメール、送る前に確認してもらえますか?」
「支払い情報を入力する必要がありますが、どうしますか?」
「実際の人間のアシスタントと同じように、都度確認してくれる。これは意図的に設計・訓練しました」 ── OpenAIチーム
一方通行ではなく、双方向に進むコラボレーション。これは地味に魅力的です。
セクション4:強化学習
このスムーズさは、裏側の訓練手法によって支えられています。
「最初の頃は、全部のツールを無駄に使っていました。でも訓練を重ねるうちに、最短で解決する道具選びを学んでいきました」 ── OpenAIチーム
タスクに応じて、検索 → 入力 → コード → 生成 と道具を自然に切り替えていく様子は、まるで有能な部下が動いているような感覚すらあります。
セクション5:便利すぎるがゆえのリスク──Prompt Injectionの警告
これだけ自由に動けるなら、セキュリティはどうなのか?
OpenAIはここを強調していました。
「Agentが悪意あるWebページに誘導され、『ここにカード番号を入力して』と促されたら、それを仕事の一環と誤解する可能性があります」 ── OpenAIチーム
そのために導入されたのが以下の機構です
不審な指示の無視訓練
リアルタイム監視モジュール
ユーザー主導のTakeover操作
「完全な防御は不可能かもしれません。だからこそ、使う人間も意識的である必要があります」 ── OpenAIチーム
セクション6:提供状況まとめ
プラン | 月間上限 |
ChatGPT Pro | 月400回まで |
ChatGPT Team | 月40回まで |
Enterprise/Edu | 今月中に提供開始予定 |
「ProとTeamユーザーには、本日中にロールアウト完了予定です」 ── OpenAIチーム
すでにProユーザーであれば、ChatGPTのツールメニューからAgentをONにするだけで試せます。
終わりに
「これは、これまでで最も強力なモデルの一つです。そして、これはまだ始まりに過ぎません」 ── OpenAIチーム
私はProユーザーなので早速使ってみます。
書き手
名前:Shindy Miyata
所属:SHARE Security(http://security.share-yap.com/)
セキュリティエンジニア



