商用利用も可能!誰でも使えるGPT「gpt-oss」が登場:2025/08/06
- 晋次 宮田
- 2025年8月6日
- 読了時間: 2分

OpenAIが新たに公開したgpt-oss。
GPTのように動作する高性能な言語モデルでありながら、重み・構造・訓練情報まですべて公開されたオープンウェイトモデルです。
特徴的なのは、Apache 2.0ライセンスで商用利用もOKという点。誰でもダウンロードして、学習させて、アプリに組み込んで、自社サービスに組み込むことすらできるのです。
2つのモデル構成
gpt-ossには、2種類のモデルが公開されています。
gpt-oss-20b:通常の密なTransformer型(20億パラメータ)
gpt-oss-20b-d:MoE(Mixture-of-Experts)構造を採用
ベンチマークで検証済み
性能はどうなのか?──gpt-ossは、以下のようなテストで評価されています
MMLU:大学レベルの知識問題(広範な知識力)
GSM8K:算数の文章問題(論理的思考)
HumanEval:コード生成(プログラミング応用)
ARC:常識的推論問題
これらのテストで、特にMoE版のgpt-oss-20b-dは、同じ計算規模の他モデル(LLaMA、Mistral等)を上回る精度を記録しています。
セキュリティ
学習データの選別:危険情報は含まれないように構成
危険な質問への対応訓練:あいまいな言い回しでも正しく拒否できる
外部研究者との連携:安全性の監査と改善ループを想定済み
NGワードフィルターだけではなく、文脈で判断できるレベルに仕上げられているようです。
再現可能性
gpt-ossの特徴のひとつに「再現性の高さ」があります。
学習に使われたトークナイザも同梱
事後学習の手順やコードも整備済み
TPU/GPUの両方で訓練実績あり
研究者はもちろん、教育機関やスタートアップでも、同じ条件でモデルを動かして確かめることができるのです。
教育用途としては、AI倫理・自然言語処理の授業、あるいは論文の再現実験など、実践的な学習にも活用できます。
OpenAIは、gpt-ossを「OSSとしてのAI開発の出発点」としています。
これから考えられている方向性には
軽量・小型モデル(gpt-oss-3bなど)の派生
特化分野向けのファインチューニング
OSSコミュニティによる翻訳改善・安全性強化パッチ
民間での製品組み込みや企業活用
などがあり、「みんなで育てていくAI」というイメージのようです。
まとめ
とりあえずGPUに余裕のある人はやってみましょう。



