ChatGPT4o?o1?結局どれを選べばいいの?:よく聞くAI用語から学ぶ最適なモデルの選び方:2025/03/23
- 晋次 宮田
- 2025年3月23日
- 読了時間: 4分

はじめに
みなさん、ChatGPTを利用するときに、
4oとかo1とか色々あるけど、結局どのモデルを利用すればいいの?と迷ったことはありませんか?
一応これらのモデルは異なる用途に特化しており、選択肢もそれなりにあるため、どれを選べば良いかが正直よくわかりません。
今日は、AI用語で聞いたことがあるかもしれない「蒸留」というプロセスを通じて、最適なモデルの選択方法を探ります。
教師モデルと学生モデル
蒸留とは、
大規模で知識豊富な「教師モデル」から、より小さく効率的な「学生モデル」へ知識を移すプロセスです。
日常の例でいうと以下の感じです。
プロの料理人(教師モデル)は、非常に美味しい料理を作りますが、その料理には多くの食材や複雑な調理工程が必要で、作るのにとても時間がかかります。
一方、新人の料理人(学生モデル)はまだ未熟ですが、シンプルな料理を素早く作れます。お店が忙しいとき、いちいちプロの料理人が時間をかけて料理するのは現実的ではありません。
そこで、新人の料理人がプロの料理人から「美味しくするためのコツ」や「料理のポイント」を教わります。
プロと同じ味を素早く再現できるように、重要なエッセンス(知識)だけを学ぶわけです。
これが、機械学習における蒸留の基本的な考え方です。
ちなみに、教師モデルと学生モデルでは、利用されるリソースに違いがあります。
教師モデルは広範囲のデータで訓練され、高い精度を持っていますが、多くの計算リソースを消費します。
一方、学生モデルは軽量で速い処理が可能で、リソースの消費も少なくなります。ChatGPTのモデルの分類
そしてChatGPTの各モデルを教師モデルと学生モデルに分けると以下の分類になります。
通称 | 教師 or 学生 | 用途例(イメージ) |
GPT-4 | 教師モデル | 医療相談、法律契約書チェックなど |
GPT-4 Turbo | 教師モデル | 教師モデル用途のコスト効率化 |
GPT-4.5 | 学生モデル | 企業の高度なチャットボット、アプリ内Q&A |
GPT-4o mini | 学生モデル | 日常的なFAQチャットボット |
GPT-3.5 Turbo | 学生モデル | 一般カスタマーサポート、基本的Q&A |
皆さんのイメージと合っていましたか?
どのようなときにどのモデルを使えばよいのか
踏まえて、どんなときにどのモデルを使えばよいのか?を分類すると以下の感じです。多分。
モデル | 使用するべきシーン |
GPT-4 | 複雑で高い精度が求められる専門的なコンテンツの生成 |
GPT-4 Turbo | 高速かつ効率的に処理したいが、精度も犠牲にできないタスク |
GPT-4.5 | 企業向けの高度なチャットボットやアプリ内での精度の高いQ&A |
GPT-4o mini | コストを抑えつつ、日常的な顧客対応やFAQを担当するチャットボット用途 |
じゃあ4を使っておけばいいのか?
この表だけ見ると、まあとりあえず「GPT-4」を使っておけばいいのかな、となりますよね。
CPT-4は確かに多くの場面で最良の選択となると思います。しかし、すべての場面で「GPT-4」が最適とは限りません。
特にコストや速度を考慮する必要がある場合だったり、タスクの複雑さがそれほど高くない場合には、他のモデルのほうが効率的です。
APIを利用する場合は、使用シーンの具体的な要件と、利用可能なリソースに基づいて、最適なモデルを選択することが重要です。
Web上で通常利用する場合は、とりまGPT-4を使っておけば今のところはいいと思っていますw
蒸留の仕方にも進化が
2025年3月17日に、
という文献が発表されました。
これは、新しい蒸留方法を提示する文献です。
「Residual Shifting Diffusion」(RSD)は、特に画像超解像などの分野で革新的な蒸留技術として紹介されています。
この技術では、従来の蒸留プロセスを一新し、一段階で完結する高効率な知識伝達手法を実現しました。
RSDの開発により、教師モデルから学生モデルへの知識伝達が迅速かつ正確に行われるようになり、リアルタイムでの画像処理技術の可能性が広がっています。
この技術は、具体的には、教師モデルが生成した出力から重要な特徴だけを抽出し、それを効率的に学生モデルに転送する技術です。
このプロセスでは、教師モデルが持つ詳細な情報を簡潔にまとめ、必要な部分のみを学生モデルが学ぶことができるため、学習時間と計算コストを大幅に削減できます。
今まで料理長に、一挙手一投足教わっていた弟子が、一瞬でノウハウをマスターしてしまうイメージです。
AIに関する進化はこういった「手法」の面でもどんどん進んでいる事がわかりますね。
まあ全部理解しようと思ったら到底ついていけないので、
なんとなく自分にとって良いモデルを、一応ロジックを元に把握しておくぐらいで問題ないと思っています。(遠い目)
書き手
名前:Shindy Miyata
所属:SHARE Security https://www.share-security.com/
セキュリティエンジニア



